こんにちは。KOUJIです。日頃から模型制作ばかりやっているとディテールアップ等のアイデアに行き詰まるので、参考のために購入しました。
板橋克己氏の「零士メーターから始めるSFメカの描き方」です。
物づくり大好きな私ですが、絵は得意ではないので、描き方の技法等は飛ばして資料のみで使うつもりでしたが、順序立てた丁寧な説明がされているので、素人の自分にも楽しめました。
まず、基礎の作例にメーターの描き方から紹介されていますが、段階を踏んで複雑に仕上がっていくのは実に面白かったです。
続いてメカパネル→メカコンソール→コクピットへと続いていくのですが、各パーツをブロックのように組み合わせる事で広い空間に仕上がっていきます。
さらに宇宙ステーションや宇宙船へと続くのですが、こちらも最初は円筒、円盤のシンプルな組み合わせから地道に線を加えて、複雑なメカの建造物に育てていくといった感じでした。
最終章のメカギャラリーは圧巻で、内部構造図の複雑な線は惚れ惚れする仕上がりでした。寄りと引き交互に眺めていると時間が経つのも忘れるほどでした。
立体で再現するには相当難しいですが、模型のモチベーションアップにはうってつけの本ですね。制作意欲が上がります。
メカデザインの教則本のごとく淡々と作業工程が説明されていますが、進行していくにつれて線が複雑になっていくので、とても真似できる代物ではございません。やっぱりプロのメカデザイナーさんは凄いですね。